口腔外科

顎関節症とは

「あごが痛い」「あごが開かない」「あごがカクカク鳴る」という症状を感じる方は、顎関節症の疑いがあります。特にあごの痛みで来院される方が当院でも多くいらっしゃいます。顎関節症は若い女性に多い病気といわれており、実際に来院されている方の割合も女性の方が多いですが、男性は多少の痛みを感じても我慢する傾向があり、かなり痛みが強くならない限り歯科医院に足を運ばないため、男性にも相当数見られる病気と考えられます。顎関節症の痛みは2種類に分かれ、筋肉の痛みか関節の痛みかで症状や対処が異なります。あごを動かす筋肉の痛みであれば比較的短期間で治まりますが、顎関節にある軟骨のようなクッション(関節円板)にずれが生じていると、あごの痛みや開く時の音、開きづらさなどが続きやすくなります。

顎関節症の具体的な治療法

顎関節症に対してどのような治療を行うかは、症状によって異なります。筋肉の痛みが出ている方には、基本的には口を開ける練習や、ご自宅で入浴中などにできるマッサージの指導を行います。関節に問題が出ている方には、顎に負担をかける頬杖などの習癖を改善しながら、場合によってはマウスピースを用いた治療も取り入れています。さまざまな方法で関節円板への負担を軽減することで、症状の緩和へと導きます。強い痛みで悩まれている方には、レーザーを使用して疼痛を和らげる場合もあります。

マウスピースを用いた顎関節症の治療

顎関節症によってあごの痛みや頭痛などに悩まれている方には、マウスピースを使った治療が有効です。お口の型取りをしてその方にぴったりフィットするマウスピースをお作りします。完成したマウスピースは次の来院時にお渡ししますが、作ったものをそのままお渡しするのではなく、咬み合わせの負担を少しでも減らすために、その方に合わせて必ず微調整を施すようにしています。あごは本来さまざまな方向に動きますが、個人の歯並びなどによって動きが制限されます。咬み合わせも考慮したその方にぴったり合うマウスピースを作ることは、歯や顎関節にかかる負担を和らげ、症状改善の早道となります。個人差はありますが、咬み合わせを適切に調整することで、あごの痛みだけでなく不定愁訴ともいわれる肩こりや偏頭痛、腰痛などが改善する場合も見られます。

顎関節症の再発防止のために

食事の時の噛み方を意識していただくことで顎関節症の再発予防に繋がります。理想的な噛み方はお口の中に入れたものを半分に分けて、左右の歯で同時に噛む「両側噛み」です。両方で噛むことによってあごや筋肉に対する負担が大きく減るので、それだけで顎関節症が改善する場合もあります。逆に固いものを食べる時などに、お口の中に入っているもの全てをしばらく右だけで噛み、次に左で噛み、また右に移して噛み、という方法は「変則噛み」と呼ばれ、意識してやめるべき噛み方です。頬杖や悪い姿勢などの習癖を改めることと合わせて、日頃の噛み方にも注意して、顎関節症に繋がる原因を取り除いていくことが大切です。

親知らずの抜歯に対応しています

親知らずの抜歯というと、クリニックでは行わずに大学病院や総合病院の口腔外科に紹介されるというイメージをお持ちの方も多いですが、当院ではこれまで多くの親知らずの抜歯を行った実績があり、クリニック内で治療できるケースもございます。しっかりと手順を踏んで、患者さまの身体的な負担をできる限り軽減することを心がけながら処置に取り組んでいます。

親知らずの抜歯後の注意点

喫煙・飲酒について

喫煙は血行障害を招くため、治癒不全に繋がりやすくなります。元々煙草を吸われる方は歯ぐきから出血しづらい傾向があり、術後の痛みや炎症が出やすくなります。無理に気を使ってやめるのもストレスの原因になり得ることを考慮して、抜歯後1~2日は喫煙を中断して治癒が進むのを待つようにアドバイスしています。アルコールは逆に血行を促進する性質があり、場合によってはズキズキとした痛みが出る可能性があるので、抜歯当日は飲酒もやめておく方が賢明です。同様に出血に繋がる、湯船に長い時間浸かることや激しい運動なども控えましょう。

うがいについて

腕や足をすりむいた時にかさぶたができるのと同様に、抜歯後の口の中の傷にも「血餅」といわれるかさぶたのようなものが形成されます。しかしこの血餅は腕や足のかさぶたのようには固まらず、ゼリー状の血の塊のままなので、取れてしまうと傷口から出血したり、治癒不全に繋がったりします。このように傷口が塞がらず抜歯した骨の部分がむき出しになってしまう状態を「ドライソケット」と呼び、抜歯後3~4日が経過してまた痛みがでてくる場合は、多くのケースでドライソケットが原因となります。傷口を保護してドライソケットを防止するために、抜歯後はうがいを控えることをお願いしています。

血が止まらない場合

傷口から血がじわっとにじむ程度であればそのまま様子を見ていただいて問題ありません。しかし時間が経ってもまったく出血が引かず、お口の中が血だらけになってしまうような場合は、止血の処置が必要になるので、連絡の上ご来院ください。

腫れが引かない場合

患部に腫れが見られる時に必ず守っていただきたい点は、「患部を冷やさない」ということです。細菌感染によって腫れている例ではまた別ですが、基本的に親知らずを抜いた後の腫れは、体の防御反応としての正常な炎症です。血行が阻害されるとどうしても治癒が遅くなり、時にはしこりのようになってしまう場合があります。発熱の際に使う冷却シートなどを貼ることもお控えいただいています。

痛みが続く場合

抜歯後3~4日が経過しても痛みが続いていたり、抜歯後すぐは痛みを感じなかったのに数日後に初めて痛みが出てきたりした時には、来院していただくことをお願いしています。患部を拝見して、場合によっては麻酔をかけた上で内部を再度綺麗にする処置を行います。

痛む前に親知らずを抜歯するべきかどうか

私達日本人を含む黄色人種はあごが小さく、親知らずが綺麗に生えていてしっかりと咬み合っているという人はほとんどいません。その点を考えると、痛む前に抜いてしまった方が歯磨きもしやすくなり、多くのメリットがあります。また、特に女性は親知らずが残っていることで妊娠中に痛みが出てしまった場合、飲み薬を使えないので対処が難しくなります。産婦人科でも使われているような痛み止めや抗生剤で炎症を抑えることは可能ではありますが、お腹の赤ちゃんへの影響を考えると極力妊娠中の薬の服用は控えた方が望ましいので、将来的に出産を希望している女性は、先を見越して妊娠前に抜いておくのも一つの方法です。

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